COVID-19対策の換気が優先?省エネ住宅が優先?
日本の大多数の(98%)の住宅は、窓を開けなくても、住宅の構造体に存在する隙間からの自然換気で充分かもしれません。
残り2%の中の、C値0.5cm2以下の住宅では、しっかりとした機械換気設備による動力換気無しには生活できません。
しかし、住宅中の3密を避けるためには、居室ごとの換気が重要になります。
これから、日本の一般住宅(98%)の換気と冷暖房を考えてみます。
居室ごとに扇風機を回す、エアコンも居室ごとに動かす、1時間に4回窓を開けて換気をする。せっかくエアコンで冷暖房した空気を強制的に入れ替える。
それでなくても、日本の高い電気代を使って、冷暖房した空気を積極的に外に捨てて、再度エアコンで冷暖房するコストがどのくらいかかるでしょうか。
コロナにかからない前に、家計が瀕死の重傷患者になってしまいます。
家の中では家族全員がマスクをして、大きな声でしゃべらない、無言でテレビを見て、必要な連絡はメモ書き及びLINEで交換する。
なんて話が、笑い話ではなくなっちゃう?
日本の98%の住宅の気密性能は、C値(1m2当たりの隙間の大きさ)3cm2以上、大多数は5cm2以上と想像すると、エアコンの電気代は、窓を開けて換気してもしなくても、住宅に存在する隙間から出入りする空気が勝手に換気してるから、特に窓を開けて換気しなくても、電気代に大差はないという、妙な話になってしまいます。
窓を開けても、風、温度差が無ければ自然換気ができませんし、通風の取れない間取りであれば、窓を開けても、換気はしてくれません。
テレビで、最近有名なO女史が窓を開けて外に向かって扇風機を回せばよいとの賜りました。
電気代、蒸し暑さ,不快な空気環境なんか我慢しなさいと言ってます。
皆さん、コロナにかかりたくないから、そんな犠牲を払っても我慢するのでしょうか?
そんなことをしてたら、体の免疫力低下で、余計にコロナに感染するチャンスが出てくると、私は思うのですが?
夏場の冷房、冬場の暖房効果を効率的に得るためには、住宅からの熱損失を限りなく少なくするために高断熱、高気密住宅が存在するわけであります。
ランニングコストを軽減するために、太陽光発電、風力発電、バッテリーによる蓄電装置、などの装置を使って、電気代を軽減するという趣旨が自然エネルギーの利用でありました。
しかしながら、どの装置もイニシャルコストが高い(補助金で儲かってます?最初のころのKW=48円プラス設置補助金)、経年変化による装置の劣化は誰も考えていません。
故障対応、メンテナンス、取り換え工事などが、見過ごされてる結果、10年後以降、そんなはずではなかったというコストが加算されて、結局は元は取れない、修理、廃棄処分で持ち出しなんていうことになりかねません。
売電で儲かったと思うのは、一時的な話。
10年以上のスパンで見たら、収支決算はいかがなものでしょうか。
装置は、一生ものでありません、太陽光発電素子(は意外と長持ちするみたい、でも永久ではありませんが)以外の部品には経年変化による劣化と寿命があります。
屋根に取り付けらえた設置器具、電気のターミナル、電気配線、ブラケット類などは径年変化と錆びによる寿命があります。
修理で、屋根に上ると漏水の危険性がありますし、屋根勾配によっては落下の危険性もあります(素人は屋根に上るのは危険であります)。
なんでも良いことばかりではありません。多分、廃棄処分が一番大変、勝手に捨てることができない、処分費用が、驚くほど高くなると思う。
なんか、話がズレたけど、今度は熱交換換気システムの矛盾を再度書きたいな。
何度も書いてるけど、前にも書いてあるから、知りたい人は探してください。
お付き合いいただきありがとうございました。