コロナ対策の換気
コロナ対策には、家の換気を十分に行う。
そうしたら、10分に1回とか、15分だとか20分では遅すぎるとか、何かな?と思っていたら窓開け換気の時間でした。
馬鹿じゃないの、今時窓を開けて換気しするなんてと、30年も住宅換気を販売してきた私としては、情けないやら、換気=窓開けなんていうことが、テレビで何の疑いもなく語られてることに、驚きます。
現在の建築基準法でシックハウス関連で、2時間に1回住宅内部の空気を入れ替えるために機械的な換気設備を付けるという事が定められています。
換気設備より、フローリング、システムキッチン、トイレ、バス設備の方がお客が興味あるので、そちらに営業マン誘導してオプションでぼったくれます。
換気設備に興味がある施主が少ないし、問い合わせもないから、一番安い換気設備を入れてごまかしても施主はわからない。
残念ながら、10分、20分に窓を開けても、無風、室内に風が通る道筋が無い場合、温度差が無い場合は、窓を開けても換気されません。
これから梅雨に向かって、窓を開けることによりジメジメした空気を室内に入れるの、コロナ対策で?馬鹿じゃないの!
住宅の性能が良く、お金をかけた機械換気システムが付いていれば、換気ファンのモーターを強運転にして換気回数を上げれば済むことであります。
毎度ですが、建売住宅、機械換気システムに興味のない工務店が建てた家では、性能の低い安い機械換気システムが入っているので、残念ながら窓を開けて昭和の時代のようにアナログの換気をするしかないです。
機械換気システムは、新築時にしか選べません!
後でしまったと思っても、後の祭りで交換と取り換えはできません。家を解体するか
完全なリホームをするかであります。
室内の除菌、滅菌などで、次亜塩素酸、二酸化塩素などを使う方法もありますが、普通の家庭で正しく使えるか、詳しい使い方を知って使えるか?で良くも悪くもなってしまう可能性があります。
電気的に、マイナスイオンを発生する空気清浄機もたくさんの方が使われてますが、実際に効果が確認できてるんでしょうかね?
単体の空気清浄機を、個別の部屋に於いて、付けたり消したりして、コロナ対策ができるのかな?
私たちは、家全体を一つとみなして空気を換気するほうが、安定した室内空気環境を実現できると思います。
10分、20分に1回窓開けても、風が吹かない、温度差が無い、空気の通り道がないので自然の力で空気を入れ替えることはできません。
自然の力が無いときは、モーターの動力で空気を動かすしかありません。
大自然の野原の中で扇風機を回しても、完全な無風状態でも空気の流れなんかわかりやしません。
空気は物体を通じた方がスムーズに動けます、窓を開けて反対側のドアを開けてその先の勝手口も開けて、初めて空気は流れます。
冬に窓を開けると冷たい空気が室内に侵入します。冷たい空気は重たいので壁を伝わって床に落ちます、その力関係で部屋うちの空気は上に押し上げられます。風が無いのに空気が回る原理は温度差換気と言います。
これから、梅雨時にエアコンを回しながら、皆さんはテレビコメンテターの言う通りに窓を開けて換気するのですか?コロナ対策のために!
なんか、おかしくありません。二酸化塩素タイプの室内置き型空気清浄機が、爆発的に売れた会社があって、生産が追い付かないと社長が言ってました。
我々のように、家全体のシステム換気は評価されないけど、簡易置き型の使いやすいタイプは顧客が飛びつき、羨ましい限りであります。
しかし、時間がたちワクチンが開発され(それまで私が生きてるかわかりません)、室内換気のことも忘れ去られるのだと思います。
我々の換気、空気清浄システムは薬剤を使わづ、電気的なフィルターで除去する方法であります。
シンプルな方法、長く安定して使える、メンテナンスが楽でコストがかからない、こういう安心、安全な方法が評価されづに、目先の効きそうな文句に騙されて、後は物置にしまい込まれてる品物がありませんか?
換気、空気清浄の分野は、目に見えない空気を対象としてるので、誰も明確に判断基準を持ち合わせていません。
バナナのたたき売りのように、この機械を付ければ、空気をこんなにきれいに出来ますよ、こんなおいしい空気になりましたね!といった瞬間から、あれ!ここの空気なんか違うんじゃないと、洗脳できます。
空気は、見えないから、言ったもの勝ちになるのです。
綺麗になったでしょ!といわれれば、そうかな?と思ってしまうように。
そういう人を、30年も換気の商売をやってると、沢山見てきました。
24時間365日回り続けて、平均寿命が10年以下、最近の性能のいい家は50年持つとすると5回も機械交換しなくてはいけません。
私が売ってるアルデは、手前味噌ですが30年間で約3万棟につけられてます(建売住宅は無し、高気密、高断熱の注文住宅のみ)。現在の平均寿命は約20年、一番長いもので30年まだ働いています。
安い換気システムを付けると、約5年平均の寿命ですが、そのような家の寿命も25年しか持たない。ほとんどの家は、換気システムの修理、メンテは諦めるという流れです。
このような家に住んでる人は、10分、20分に1回窓開け換気をしてください!!
日本には5%以下のマーケットで、性能の良い家、換気システムがしっかりと作動してる家が造られてます。
戸建て30万戸の世界では、1万5千戸X4人=6万人が、そのような原始的な換気をしなくても、家庭内感染恐怖から逃れられてます。
やはり、しっかりと勉強して家を建てるか!で、その家の資産価値も変わります。
安物買の銭失いに、日本の95%人がなっているから安心してください。
住宅の性能、換気システムを良く勉強した人は、家庭内感染を心配せず、10分、20分の窓開け換気もしないで、エネルギー損失を最小に抑え、ランニングコストを低く抑え、余剰金で違う価値観を想像することができてます。
同じ、日本に住み、知ってる人と知らない人の差!
家族が笑顔で健康に暮らしてる。
たかが住まい、されど住まいの差で
たかが、換気システム、空気清浄システムで、その違いが表れるとしたら。
皆さん、もっと真剣に住宅の換気システムを勉強してください。